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ライブレポート

ゆくゆくは過去の日本公演の感想もアップしようと思ってますが、まずは先ごろ行われた『Let's Talk About Love』ツアーの様子をお伝えしようと思います。なお、内容は後から訂正・追加される可能性があります。事実関係がすべて合っているという自信がまだないので(^^;)。


1月31日(日)、天気も良いし、それほど寒くないし、絶好のコンサート日和。

私は開演2時間前の午後4時に水道橋駅西口で友達と待ち合わせるため電車でやって来た。が、改札前は待ち合わせをしている人や早めに帰りの切符を買おうという人などで早くもイモの煮っころがし状態。それにコンサートの風物詩とも言えるダフ屋のオジさんたちも既に駅の敷地ギリギリの所で折をなすように並んでは「アリーナ席あるよ」「前から4列目あるよ」「お兄さん、切符余ってない?」の大攻勢。おかげでこっちはお目当ての友達を見つけるのに5分以上かかってしまった。ちなみにダフ屋さんに値段を聞いた所、アリーナ席で¥15,000って言われた。2ヶ月くらい前金券ショップで見たときは同じ位の席が¥25,000だったのでちょっと安いんじゃないって言ったら、『当日券も出てるしこれ位でないと売り残ってしまう』んだそう。ダフ屋も大変なんだ。(でも別に推奨するつもりはありません。念のため)

さてお目当ての友達も見つかりご飯を食べようと思って近くのレストランを回ったが、当然というかどこも大行列。しかたなく後楽園の駅ビル地下でお弁当を買おうと言う事になり、水道橋とはドームを挟んで反対側になる後楽園駅へ。が、もちろんこっちも大混雑。おまけにこの時間ともなるとドーム脇にあるウインズからも競馬新聞片手にしたおじさん達が加わる(午後4時といえばその日の最終レースが終わる時間。しかもその日はよりによってG1レース・フェブラリーSがあったし)ものだから完全に押しくら饅頭状態。コンサート前なのにヘトヘトになってしまった。

それでもどうにかお弁当とジュースを買い込み、それじゃ座席で食べようという事になり入り口の11ゲートへ。途中グッズショップがあったのでとりあえずパンフレットだけ買う。東京ドーム恒例の荷物チェック(手荷物だけやってもしょうがないんじゃないって思うのは私だけ?)を通過、階段を降りてアリーナに出るとついにうわさのハート形ステージが!!友達はボソッと「まるでお相撲の土俵みたいだね」。確かに言われてみればそうかも。ステージの上に屋根があって4本の柱で支える当たり昔の蔵前国技館を彷彿とさせる(写真でしか見たことないけど)。それに下から見た限りではステージ自体も真四角でまるで土俵のようだったし。しばらくはどっちがハートの尖がっているほう=タイタニックのセットが出てくる方かわからずヤキモキする。

さて、当日の私はアリーナの西側、しかも前から3列目。わくわくドキドキしながら、係員さんのチケットチェックを潜り抜け、席へ向かう。そして到着。
あれ?
確かにA4ブロックはあったけど、私と友達が座るはずの21、22番がない…そこへおもむろにスーツを着込んだいかにも現場責任者といった感じの若い兄ちゃんが登場。『申し訳ありませんが、椅子を並べたところ、お客様の席では柱が邪魔でステージが見えない事がわかりました。同等のお席を別に用意してますのでこちらへどうぞ』ふーん、こんなこともあるんだと思いつつ、連れていかれたのは南側のA6ブロック。昔からこういう時連れていかれるのはもっと良い席と相場は決まっているんだけど、はてさてこれが吉と出るか凶とでるか…

開演までまだ30分くらいあるのでご飯を食べながらパンフを見る。おおー、今回は多色刷りだぞ、と妙なところで感心。それにまるで写真集のような美しさ。しばし見とれる。ただ、あまり文章がなかったなあ。もっと読ませる記事が欲しかった。さらにUDOさんが配ったパンフに挟まっていたセリーヌの紹介記事を見ながら、「私はこのアルバムが好き!」「ふーん、セリーヌの旦那さんてマネージャーさんだったんだね」などと話しているうちに急に明かりが暗くなり、いよいよ開演。でも、まだ席は2/3くらいしか埋まってないぞ。大丈夫か?

私の心配をよそに、女性のアナウンスの声が

「皆様、こんにちは。ようこそ東京ドームへ。今夜のコンサートをはじめるにあたりスタートボタンを押してください。」(続けてブザーの音が)

ステージを取り囲んだモニターにHMのロゴが現われ、

「ありがとうございます。あなたが決めたのは'ヒューマン・ネイチャー'。確認のため、叫んでください」(続けて「キャー」という叫び声。私には金切り声にしか聞こえなかったが)

それに合わせてステージ東側から若い男のコ4人がステージに登場。1人が青、一人は青のシャツに黒のジャケット、一人は全身真っ黒。もう一人はシルバーっぽい服を着てる。イヤリングがやけにでかい。そう、登場したのは今回のツアーの前座、'Human Nature'。オーストラリアでファーストアルバムがプラチナ・アルバムに輝き、ジャネット・ジャクソンなどのツアーでも前座を務めたこともある実力派グループだ。

彼らが今回披露した曲は以下の通り:

1.Tellin' Everybody めちゃくちゃファンキーなダンスナンバー。非常にコマーシャルな曲。私一発で好きになりました。
2.Cruel とてもきれいなバラード。サビのハイトーンボイスが心に染み入る。すごく良かったです。次のアルバムに入るって言ってました。
  「こんばんは Tokyo!! 僕達は、'Human Nature' です。」「日本語少し覚えました。1,2,3」(次だけ全員で)「生麦生米生卵」「サイコー!!!」というMCに続けて
3.People Get Ready アカペラナンバー。彼らが単なるアイドルじゃないなって実感させられました。
  「君達イケてる!」というMCが入り、
4.Wishes ミディアムテンポのバラードナンバー。4人がそれぞれソロをとり、最後はコーラスできっちり締めてくれました。でも私の好きなタイプの曲ではないです(^^;)。
5.Don't Cry 一変してアップテンポの乗りの良い曲。
6.Stomp    前の曲に続いて乗り乗りのナンバー。ホーンセッションが入った70年代ディスコ風のアレンジ。私が今回一番気に入った曲。
  「ノッテルかい?」という日本語のMCに続けて今回最後の曲
7.Don't Say Goodbye 泣きのバラードです。ハーモニーがすばらしかったです。エンディングの方は背筋がソクゾクしました。

「どうもありがとう。僕達は、'Human Nature'です。」最後もしっかり宣伝をした彼らは足早にステージ東側の階段を降りて退場。さすが実力派だけあって歌もダンスもバッチリ!!曲も粒が揃ってたように思う。

さてここで15分の休憩。会場が一旦明るくなる。
私なんかはせっかく気分も盛り上がったし、間髪入れずにやって欲しかったですけどねえ。でもとりあえず今のステージの感想なんか話しているうちに再びライトが落ちて、いよいよ本番のスタート。

タイタニックのサントラからの曲がバックで流れる中、ステージがスモークで包まれ、そこに紫と青のライトが照らされて幻想的な世界を醸し出す。焦らされる。

早く出て来い、早く出て来い…

「待ちくたびれたぞー!!」思わずそう叫びそうになったその瞬間。メロディが変わる。そう今回のツアーのタイトルにもなっているあの曲が…

1.Let's Talk About Love:アルバムのタイトルソングであり、今回のツアーのタイトルにもなっているこの曲が今回のライブの1曲目。スモークの中ステージの中央がせり上がり出てきたセリーヌは胸のあたりが大きく開いたグリーンのドレス。腰の当たりに同じ色の布を巻いている。すごいゴージャス。1フレーズ歌った後に、「こんばんは。TOKYO!!」のご挨拶。観客からも時ならぬ歓声が沸きあがる。歌が進んでいくに従ってセリーヌの周りのステージもせりあがり、バンドのメンバーが登場。ピアノ、キーボード、ギター、ベース、ドラム、バックボーカル3人の構成。モニターには青い地球が映し出され、「Let's Talk About Love」のコーラスが会場に響き渡る。そして間奏に入った瞬間、ステージの東西から子供達の一団が登場。次第にセリーヌの周りを取り囲み、「Everywhere I go …」のコーラス。本当に天使が歌っているみたい。囲まれているセリーヌも何やら子供達に話しかけたり、ガッツポーズを見せたりして楽しそう。そしてセリーヌを囲んでいた子供達が観客の方に向き直り、エンディング。セリーヌから「ひばり合唱団!」と紹介されるや、会場からは満場の拍手。子供達も手を振って答え、そして退場。いやー、最初からすっごい演出だなあ。

2.Declaration Of Love:続けてアップテンポのこの曲が流れるやセリーヌ、腰に巻きつけていた布をとる。素晴らしいプロポーション。友達曰く「垂れている所が全然ない。相当厳しいトレーニングしてるね。」さすが女のコ。見るところが違う。セリーヌの「Stand Up!!」の手振りに合わせて当然私もスタンドアップ。セリーヌはステージの東西南北を縦横無尽に駆け回り、最後はピアノの上に乗っかったりしていた。ちなみに私はここで初めてステージがハート形であることをモニターで確認。しかも私がいる南側が先端。これは期待できるかも。

3.Because You Loved Me:前回ラスト近くにやったこの曲が早くもここで登場。始めの1フレーズ目を歌い出した時には客席からも結構歓声が上がってた。期待していた人も多かったんだな。セリーヌはステージ中央でしっとりと歌い上げてくれました。

ここで今日1回目のMC。

「どうもありがとうございました。こんばんは。また日本に戻って来れて本当にうれしいです。」そして「見て!このすばらしい会場を!ほんとに大きくてきれい。お願い、ライトを付けて」という呼びかけと共にライトが照らされて会場が明るくなる。南から西、北、東とお客さんに手を振りながら挨拶するセリーヌ。それに手を振りながらの歓声と「セリーヌ!」という声で答える観客。それにしてもよくもまあこんなに入ったものだ。思わず胸が熱くなる。セリーヌの「incredible(信じられない)」と言う単語が耳に残る。

4.The Reason:「次の曲は、私にとってアイドルであるCarole KingとGeorge Martinが作ってくれたこの曲です。」というMCに続いて演奏されたこの曲。丁寧に歌ってくれました。でもすいません、今回の中では一番印象が薄いです。

5.It's All Coming Back To Me Now:続けて演奏したのはピアノが印象的なこの曲。ライブ映えする曲だと個人的には思ってる1曲。間奏のピアノなんか聞いてると脳天が沸騰してきちゃいそう。

そしてここで2回目のMC。

「私の人生はとてもラッキー。いろんな国でたくさんの素晴らしい人たちに出会うチャンスがあったわ。Barbra Streisand,Luciano Pavarotti,the BeeGees。ホントにみんな素晴らしい!そして、彼も忘れてはいけないわ!彼は私達の友達で、今では家族の一員でもあるわね。彼は、素晴らしいミュージシャンと言うだけでなく、素晴らしいマジシャンでもあるの。もう皆さんご存知ね。それではご紹介します。タロー・ハカセ!!」
会場中からは待ってましたの拍手の嵐。抱き合い、キスする二人。

セリーヌの「タロー。ここはあなたの地元、あなたの国よ」の呼びかけと共にマイクを譲り受けた葉加瀬太郎。彼のMC:

「こんばんは、葉加瀬太郎です。去年はセリーヌと一緒にこのツアーで2ヶ月半回ってきました。今、セリーヌが話してくれましたが本当にどこでも成功したと言うか、すごく楽しいショーを毎日毎日やらせていただきました。これから演奏する曲は皆さんもご存知の曲ですが、日本で生まれた曲です。そして今、アメリカをはじめ世界中で大きなヒットになっっています。これも本当に素晴らしいことだと思いますが、このチャンスを与えてくれたソニーをはじめ、日本のスタッフの方々、そしてアメリカツアーすべてのツアーを一緒に回ってくれた全部のスタッフに心から感謝をします。どうもありがとうございます。今セリーヌが、話していましたけどなんかこう、家族の一員のように迎えてくれて彼女はですね、この細い体で全員のスタッフをぐいぐい引っ張っていくセリーヌの力にどんどん惹かれていってるのだと思います。素晴らしいこのセリーヌにもう一度大きな拍手をお願いしたいと思います。We love you,Celine!」

そして葉加瀬太郎のバイオリンの音色が響き始める。

6.To Love You More:前回はアンコールでやったこの曲、今回はここで登場。ステージ中央に立つ2人にスポットライトが集まる。葉加瀬さん、最初の1フレーズちょっと音が不安定だったけど、そこからいきなりトップギアに入る。ステージの中央で熱唱するセリーヌ、その傍らで鬼のようにバイオリンを弾きまくる葉加瀬太郎。2人の激突はまるでそこから竜巻でも起こりそうなくらいすさまじいパワーとパワーのぶつかり合い。エンディング前には既に葉加瀬のバイオリンのボウが切れていた。友達も「最後の方はほとんど弾きまくり状態だったね。」まるでわが目を疑うといった感じだった。うーん、こんな良い曲、こんなに前に持ってきちゃって良いの?

「タロー・ハカセ!!」、セリーヌの再度の紹介に敬礼で答える葉加瀬太郎。もう1度セリーヌと抱き合い、足早にステージを降りていく。まさにコンサートのハイライトの1つでした。

7.Treat Her Like A Lady:続けてモニターにDiana Kingが登場。そう来たら当然この曲。歌いながらステージ上の男達にちょっかいを出すセリーヌはなかなかキュート。

8.Tell Him:そしてステージが暗くなり、ステージ中央に正座したセリーヌに一筋のスポットライトが。ドームの天幕には花の模様がライトで照らされ、モニターには歌うセリーヌと共に落ちる花びらが映し出される。やがてモニターの右半分にセリーヌにとってのアイドルであるBarbra Streisandが現れ、左半分に映ったセリーヌとのデュエットはまるで2人とも本当にドームにいるかのよう。非常に印象的な場面の一つ。セリーヌのBarbraに対する敬愛の情がよくわかるような情感のこもった歌い方でした。

9.Pour Que Tu M'Aimes Encore:「今夜は特別にフランス語の曲を歌います。」MCに続いて今回のコンサートで歌った唯一のフランス語の曲がこれ。まるでコブシがかかったかのようなパワフルさが売りの英語に対してフランス語は柔らかでまるでカシミヤのような感触。眉間に皺を寄せつつ歌うセリーヌの顔が印象的。

10.The Power Of Love:そして次に日本でも人気が高いこの曲を歌ってくれました。ソニーのホームページのセットリストには出ていなかったのでこれはうれしいボーナスプレゼント。ステージ中央、一段高くなったところで歌うセリーヌ。ステージが回りだす。やっぱりこういうパワーバラードを歌わせるとセリーヌはうまい。高音域の声量には圧倒されてしまう。エンディングの所なんか卒倒しそうになったもん。

ここで3度目のMC。「私達は本当に大きな家族で世界中を旅しています。全部で105人です。このスタッフ達と一緒に働けることを本当に幸せに思います。ところで、私、世界中どこにいってもよく聞かれる質問があるの。あなたの一番好きな曲は何ですかというもの。いつも、色々考えて答えようとするんだけど、答えられない。だって大好きな歌はたくさんあるし、大好きなアーティストもたくさんいるのよ。1つの歌だけに絞ることなんて絶対できないわ。と言うわけで、今日はその中から私の好きな曲を数曲披露します。Roberta Flack、The Beatles、Eric Clapton、そしてFrank Sinatraです」

そしてメンバー全員がステージ中央に集まり、アコースティックによる演奏が始まる。曲毎に歌う向きを変えるところなんかはセリーヌらしい気の配り方でしたね。

11.The First Time Ever I Saw Your Face:ロバータ・フラック1969年の大ヒット「愛は面影の中に」。アルバム『First Take』収録の曲。ロックっぽいアレンジが新鮮でした。

12.Because:そしてビートルズから何を持ってくるかなと思ったが(もっとべたな曲を歌うと思った)、『Abbey Road』に入っているこの曲を持ってきました。名曲には違いないですがちょっと意外。ゴスペル風にアレンジされていてまるで賛美歌みたいだった。

13.Tears In Heaven:ギターによる最初のフレーズが流れて来た途端、会場のあちこちから歓声が上がってました。最近のヒットだから当然と言えば当然ですが…1992年にバカ売れしたエリック・クラプトンのアルバム『Unplugged』から。個人的には男の哀愁を漂わせながら歌うクラプトンの方が好きです。

14.All The Way:フランク・シナトラの作品で1957年に全米2位を記録しています。声の深みではシナトラに負けるけど、セリーヌのもなかなか良かったです。

続けてMC。「私っていろんな国を回るでしょ?そうするとその国の言葉を話したいって思うのよね。日本でも来ると毎回色々な単語を覚えるの。例えば'こんにちは'、'こんばんは'、'どういたしまして'、'サヨナラ'、'すみません'、'トロ'、'ワサビ'(笑)…なにか知ってる?」(周りのメンバーたちにマイクを渡す)「'ウニ'、'ミル貝'」「'おいしかった'」「'あーそう'」(爆笑)「本当は学校に行ったりして日本語を完全にマスターしたいんだけど時間がなくて…だから今日は特別に日本語の歌を皆さんに披露するわね。どうぞ!」(また笑い)

15.Watashi:前回のツアーでもやった曲。元は日本の歌手・サンディーの曲。私は今回初めて生で聞きました。日本語うますぎ。友達曰く「音感が良いから覚えも早いんだろうね。」私にもその才能分けて欲しいです。

ここでミュージシャンがそれぞれの持ち場へ戻り、そしてゴスペル隊の合唱による「There ain't」のコーラス 。そしてステージに'Love'、'Can Move'、'Mountains'の文字がライトで照らされる。そう来たら次の曲は当然…

16.Love Can Move Mountains:セリーヌの誘いにアリーナ席はAll Stand Up。テンションが一気にヒートアップしていく。この当たりの緩急の使い方は見事!!ステージ中を動き回るセリーヌ。もう1時間以上歌いっぱなしなのに全然声に疲れが見られないところはさすが。

そして間奏でセリーヌは一旦退場。代わりに今日今まであまり出番のなかったバックコーラスの男性が登場(パンフの人と違う!!)。ステージ中央の台に上がり、観客と
「Hey!!」
「Ha!!」
「Love!!」
の掛け合い。アリーナ前方のお客さんの興奮した様子がモニターに映し出される。ちなみに私もしっかり映りました。そして白のジャケット姿(前回のツアーの時の衣装に似ている)のセリーヌが再び登場。そしてエンディング。いやー楽しかった。

でも、ダンスタイムはまだまだ続きます。「さぁ、今度は東京ドームをちょっとしたディスコ会場にするわよ!」というセリーヌの掛け声と共になんと屋根の方から巨大なミラーボールが!!床も昔のディスコを思わせるような配色に代わり、そして流れてきたのは

17.Staying Alive〜You Should Be Dancing:ご存知The BeeSeesの1978年の大ヒット曲で映画『Suturday Night Fever』で使われていた曲。イントロが流れてきたとたん会場のあちこちから「Hu...」という声が聞こえて来たと言うことはこの曲にリアルタイムでお世話になった人が結構いたという事でしょうか(笑)。Barry Gibbほどの高音はセリーヌには望むべくもないが、この際どうでもいい。どにかくひたすらダンスダンス!!

途中、曲がYou Should Be Dancing(こちらもThe BeeSees1976年の全米ヒット)に代わってからはセリーヌがステージ中央でダンスを披露。映画の主人公John Travoltaの真似をしたり(あの格好も映画を意識してのものかとこの時やっと気付く)して喝采を浴びていたのが印象的でした。カッコよかったよ!

18.Immortality:「ディスコでフィーバー」(笑)した直後に流れたのがこれ。ダンスが終わるなりモニターに前2曲の作者Gibb3兄弟が登場。「調子はどうだい?」「とても盛り上がってるわ。」簡単なやり取りの後、この曲のイントロが流れ出す。立っていたお客さんも席に着き直す。セリーヌとGibb3兄弟によるこの曲、多少暑苦しくなった会場を後に備えてクールダウンしてくれるような冷んやりとした感触が心地よい。

そしてエンディング。

「さよなら、Tokyo!!」セリーヌが挨拶と共に退場。バックミュージシャンも手を振りながら退場。やけにあっさりしてました。まあ誰もここで終わりだなんて思ってないですから当然といえば当然。第一本当にここで終わってしまったら会場中が暴徒の群れと化してしまいますよ。と言うわけで恒例のアンコール要求の拍手。

そしてアンコールが始まります。

ステージの周りにスモークが吐き出され、ハート形のステージが青く鼓動する。ドクドクという心臓音がスピーカーから流れる。それにつられてじゃないけど私の心臓もバクバク言いだす。

ドクドク、ドクドク、ドクドク……

そしてモニターにタイタニック号の航海場面が…

会場中から地鳴りのようなうなり声と歓声。そして映画のハイライトシーンが流れる。ジャックがスケッチをしている場面、水の中2人で逃げ回る場面、水の中ベットで並んで横たわる老夫婦、船首にしがみついたまま海に突っ込むジャックとローズ…懐かしいシーンの連続に胸の鼓動が次第に高まってくる。もう少しだ、もう少しであの歌が聞けるんだ…

そしてバックコーラスの女性が一人はマイクを持ってステージの西から、一人はケルトフルートを持って東から登場。ケルトフルートの物悲しい音色の前奏とハミングに会場中がシーンとなる。

そしてケルトフルートの音色がいつしか聞き覚えのあるイントロに…満場の拍手、歓声、口笛の中、いよいよこの曲の登場だ!!

19.My Heart Will Go On:イントロと当時にステージ中央から赤いドレスをまとったセリーヌが登場。そしてステージ南側、私のほぼ目の前にタイタニックの船首をかたどったセットが登場。この時は本当に南側に座れてよかったと思った。ありがとう、係員さん! そして「Every night in my dreams…」私も一緒に歌いましたよ。声は出すと失礼だから出さなかったけど。見ていると周りでもたくさんの人が一緒に口ずさんでいました。やっぱりみんなこの曲聞きたかったんだ。

そして「You're here…」の当たりでセリーヌはセットの中へ、前から吹く風にセリーヌの長い髪がゆれる。周りのほとんどの人は体を軽く揺らしながらうっとりしてる。そしてエンディング、両手を大きく広げたセリーヌ。割れんばかりの拍手。うーん、『感動』。あまりこの言葉は軽々しく使いたくないけど、やっぱりあの時の気持ちを表すのにこの単語以上の言葉は浮かんで来なかったです。

そしてセリーヌとミュージシャンが全員並んで会場にご挨拶、南、北、西、東…歓声と拍手と「セリーヌ!!」という掛け声で答える観客。最後の方に行けば行くほど声が大きくなっていくのを見て、できればもう1度こっちへ来てやり直して欲しいと思った。とにかくあの時は感謝の気持ちで一杯。そして挨拶が終わったセリーヌ。ステージ東側を降りるとなんとそのままアリーナの東北側を横切って会場の外へ、当然通路を通るわけで通路両脇のたくさんの観客と握手を交わしだす。会場の他の場所では「ウォー!!」という悲鳴混じりの叫び声が上がり、その後異様な静けさが漂っていました。みんなうらやましかったんだね。私もそうだけど。ちなみに次の1日にはセリーヌの頭をつかんだり、セリーヌに抱きしめられてキスまでされていた人がいた。いいなあ。でも頭をつかんではいけないよね。そして会場を出るセリーヌ、最後にもう一度会場を振り返り、大きく手を振ってサヨナラの挨拶。モニターで握手の様子を眺めていた観衆もとたんに我に返り、盛大な拍手で最後の見送りをしました。

そして規制退場のため長い間待たされた末、ようやく退場。

アリーナを横切り、スタンド1Fを横切ってあらためて東京ドームの広さを感じる。考えてみればつい5年くらい前まではサンプラザや渋公でも一杯にならなかったのに、いまやドームクラス。あらためてセリーヌの偉大さを思い知らされたと同時にセリーヌのファンをやっていてよかったと実感させられる。

途中の売店でお目当てだった帽子などのグッズを購入。マグカップは売り切れてしまっていたのがちょっと残念。そしてまるで大きさ扇風機に飛ばされるかようにしてドームから吐き出された私は友達と別れ、地下鉄後楽園駅へ向かう。

駅にもっとも近い25番ゲート。そのわきでは「ひばり合唱団」の子供達がセリーヌファンのみんなと仲良く記念撮影中。ゲートからウインズへ向かう通路では出待ちの車目当てのたくさんのファンが通路から下を覗いてる。パンフレットを抱えたファンの表情は一様に満足感で一杯のよう。本当に私もとってもその場にいたすべての人にとってもこの3時間は夢のようだったに違いない。

他に歌って欲しかった曲もいっぱいある。握手もしたかった。でもいいじゃない。今日はセリーヌの声をたっぷり堪能できたんだもん。

帰りの電車の中で私が持ってるセリーヌのパンフを見た女のコ二人組が「いいなあ」「私も行きたかったんですけどチケット買えなかったんです」と話しかけてきた。そう、世の中には行きたくても行けなかった人がゴマンといるのだ。その場にいれただけで十分幸せじゃない、と自分に言い聞かせつつ帰る私でした。

やっぱりなんだかんだ言ってもセリーヌは最高!!

※私と友達の記憶だけが頼りな上、次の日も行っていると言う事ので混乱している所もあります。明らかに間違いな所がありましたら遠慮なくご指摘下さい。
みなさんの感想や、私のレポートに対するご意見、ご感想もメール等で頂けるとうれしいです。

次からはおまけです。


<コンサート中気になった事>

・Human Natureの公演中かなりの客が白けていた事。

「なーんだセリーヌじゃないのか」という気持ちはわからないでもないが、礼儀ってものがあるんじゃないの?私の斜め前の女性2人組は最初からスタンディングで踊りまくってましたが、そこまでしなくてもせめてアップテンポの曲では手拍子くらい入れてあげてもよかったのでは?

・遅刻が多い!!

演奏中に周りでバタバタやられて結構気を散らされた。私達のブロックの最前列では酔っ払いの怖そうなおじさんが空いた席にドカッと座っていて追い出そうとした係員を睨み付けてたし。まあセリーヌの登場までには客席もほぼ埋まっていたんで良かったですけど。

・アンコールの拍手が少ない!!

みんな本当にあの曲聴きたいの?って感じ。まあ拍手をしなくてもやるとは思ったけど、昔某ロックバンドは日本公演で拍手が少ないと言ってアンコールを拒否したそう。やるほうだって義務的にやるよりは歓迎されてやりたいに決まってると思いますけど。

・'My Heart Will Go On'の時にフラッシュ撮影している不届き者が多かった事。

これが一番頭に来た!!はっきり言ってそう言う人達はコンサートに来る資格はありません。写真取ってるヒマが遭ったら楽しめ!!映画で女優のヌードシーンになるとフラッシュが一斉にたかれるっていう話しは新聞で見たことあるけど、これじゃやっていることは同じじゃないか!!!やった人達は自分達が日本人の観客レベルを下げてるんだという事を自覚して欲しいです。

・'My Heart Will Go On'しか知らない観客が多い

セリーヌについて勉強不足な人が多いことが非常に気になりました。全部のCDを聞けとは言いませんが、せめて最新アルバムくらいは聞き込んでから来るくらいの気合いが欲しいものです。まあ、ライブ後にグッズ売り場でCDが飛ぶように売れていたのを見ていると、「まずライブから」というのもあながち悪くはないかなとも思いますけど。

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